Windows 7
がパブリックβとして公開されたので使ってみました。私はMacユーザで、今のところMac OSの方がWindowsより良いと思っていますが、別にジョブズ教信者ではないので、良い物があればそれを使えば良いと思っています。
入れたのはParallelsとVirtualBoxのVM上ですが、Windows 7は思ったより軽くて良い感じですね。ヒューマンインターフェースは、慣れの問題もあるでしょうけど、決定的にこれでなくてはという程の内容は含んでいないようです。
通常の使用ではXPですでに問題ないわけですから、センスとか使用感とか細かいことだけが問題の焦点になるわけで、私の思いも寄らないような新しいことがない限りは、別に乗り換える理由にはならないですからね。
そういうサプライズや感心する面は無いにしても、進歩はしていると思います。インタフェイスの各要素もXP時代よりは進歩して見られる物になっていますね。Vistaはあまり知らない(主に、重いという理由で却下しています)ので、現行でも既にこれくらいのレベルにはなっているのかも知れませんが。
しかし、OSの中の仕組みを知らない人に、例えば家庭用、職場用なんて選ばせるのは仕方ないのでしょうけど、それが実際にはどういう意味を持っているかが中途半端に隠されていて、そして現実と上手く対応しなくて動かないときにどうすればいいかが分かりづらいのには困ります。
そして、ずっと掘り下げていくと、昔から変わらない設定画面が出てきて、なーんだ、そんなことなら最初から直接それを設定可能にしておいてくれよ、てなことになっています。完璧に自動で上手くやってくれればいいですけど、そのレベルには達していませんしね。
つまり、中身の設定なんかを自分で判ってやっている人にとっては、表面の飾りは意味を持たないばかりか、物事を分かりづらくしているだけです。これはWindowsには限らないのですけど、その辺りの切り分けとか、見せ方のセンスとか、そういうところがダメなんですよねぇ。Microsoftは。
では、本質の部分はというと、Vistaで落ちたパフォーマンスを取り戻したらしいという部分は評価できますね。既存のソフト・ハードの互換性については色々あるでしょうけど、Vistaからコアの部分は大きな変化がないらしいので、徐々に揃っていくでしょう。私はWindows用の市販ソフトはあまり持っていませんから、まああまり影響ないですけど。
これがリファインされて、2009年中にはリリースされるとかされないとか言われていますが、Vistaよりは良いんじゃないでしょうかね。私が完全にMac OSから乗り換えるかはともかく、Windows環境はXPから7にするかも知れません。
しかし、仕事の対象はそう簡単に移るとはやっぱり思えませんね。多くの企業では未だVistaなんて使っていませんし。Vistaの時代は来ないでしょうから、Microsoftの切替え圧力で渋々XPから7になるんでしょうけど。
XP時代のソフトそのままでは問題が出るのは見えていますので、切り替え時期は困りますねぇ。開発者としては。いつか変わる物なのは当然で仕方のないことですけど、出来ることは変わらないのに、新たに作り直すも同然の手間=費用が掛かり、移行期には2種類サポートして…と頭が痛いです。
7の感触がなかなか良さそうなので、いよいよその時期が来るのかなぁと感じましたね。この辺りは、機能性能より企業の懐具合にも左右されるので、この不況で暫く遅れるかも知れませんけど。
Posted: 1月 12th, 2009 under Computer, Electoronics Gadgets.