風立ちぬ
を今日見てきました。スタジオジブリのアニメです。世間では夏休みですから、混んでいるかなぁと思ったところ、それほどでもないようです。みんな帰省しているのでしょう。何だ、アニメかと思う人も居るでしょうが、まさにこの時期にぴったりの、零戦の設計者、堀越二郎の半生を描いた物語です。
というと、プロジェクトX風の物語を想像されるかも知れませんが、宮崎駿が原作/脚本/監督と自分の趣味全開で作った物ですから、まあ史実なんてものはうっちゃって、空想とロマンスです。私も堀越二郎の事は知らないに等しいですが、史実に沿っていないのは見りゃ分かります。じゃあダメかというと、個人的には、なかなかだったのじゃ無いかと思いました。もう少し、零戦のなにがしかに突っ込んだ内容を期待したんですが、そうすると戦争の話になってしまいますからね…。
しかし、途中退席する人が目立ちましたね。最近のシネコンでは、座席の段差が大きいので、そういう奴らもあまり邪魔にならないのが救いです。
途中退席なんてのはまあその人の自由ですが、一番困るのは、子供を連れてくる馬鹿親です。ジブリの映画なら何でも子供に見せれば良いとでも思っているんでしょうか。ほんの少しでも時代背景や主人公の名前を知っていたら、知らなくてもちょっと調べたら、子供に見せるものじゃなくて、じじいの趣味の映画だと分かりそうなものです。
全く話しについて行けず、面白い場面もなく、関東大震災で焼け野原の東京を描いて、あとは飛行機が飛んだり落ちたり、オッサンが製図したりするばかり。退屈した子供がぐずりだして、それは子供のせいじゃないですが、馬鹿親は馬鹿ですから、子供を連れ出すでもなし。非常に迷惑。どうしても自分が見たいなら、子供はどこかに預けるなりして来るべきです。人に迷惑をかけないなんて言う最低限のマナーすら馬鹿だから分からないのでしょう。
一番悪いのは、こんな映画だということや、まず紅の豚を見ておけだとか、そういうことをきちんと伝えて、ポニョとかとは別次元の作品だと言うことを伝えず、誤解するに任せているジブリのプロデューサーだと思いますが。まあ売れりゃあ良いとでも思っているのでしょうけど。そういうだまし討ちをしても、それほど売れる内容ではないですから、興行的には(ジブリ基準では)成功しないでしょうね。
まあ、彼らは趣味で作っても許される程に儲けてもいるし、認められてもいるのでそれで良いのでしょう。
さて、この映画を見たら紅の豚を見たくなったので、これから見ます…。
あ、そうそう、ひこうき雲。なんでこれを持ってきたのか…タイアップですかねぇ?嫌いじゃないですし、話に合わないと言うこともないですが。エンドロールだけだとは思いませんでした。限定版とかまで出すんだから、それなりの扱いなのかと…。
Posted: 8月 10th, 2013 under Movie.