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コクリコ坂から

を見てきました。

評判は悪くはないが微妙…?とも言える様な感じでしたが、ジブリですから、まあそれなりのクオリティはあるだろうと。

主題歌がなかなかいい感じだなと思ったぐらいで、内容についても敢えて情報を入れずに見に行きました。

感想は…まあ聞いていたとおり。特に悪くないけど、話は特別盛り上がらず、あっさりと終わり。

いや、ドラマは用意されているんですよ。味付け次第で十分盛り上げ、泣かせられるような恋愛物語の。

なぜ盛り上がらないのか。

恋愛物語を盛り上げるならば、二人にフォーカスしないとダメですよね。

ところが、駿の爺のノスタルジーに引っ張られて説明の必要な時代背景にするもんだから、昔の生活描写や、昔の横浜の情景描写に時間を取られ。そこが重要な点?そういう映画ならそれで良いですが。

その上、廻りの登場人物を説明の必要な特別なキャラクター設定にして、その描写に時間を取られ。単なる脇役にしたくない?ストーリーの牽引をしない人物なのに?群像劇ならそれはそれですけどね。そのくせ、メイン脇で行動している生徒会長(?)は単なる優等生で描写薄。まさに都合よく使われる脇役。他の登場人物も結局説明不足。

肝心の二人は、心理描写も薄いまま、廻りの状況ばかり描き込まれ、舞台設定の中に置かれているだけ。

やはりいつものように、原作の中から2時間分取り出すのに失敗している感じですね。原作読んでませんけど。

映画のパンフレットを見ると、映画の中身について全然書かれていなくて、自分語りと説明ばかり。特に、宮崎と宮崎。

映画なのにこんなに(制作サイドの)能書きが必要って時点でねぇ…。

自分の中で引っかかるものがある人にとっては良い映画になるでしょう。団塊の世代の少し上ぐらい?

残念ながら私にとっては、響く物がないままでした。

ああ、曲は良かったですよ。うん。