Lion
MacのOSをアップデートしました。事前の報道通り、AppStoreでダウンロードです。さすがに、ダウンロード以外の方法も用意されたようですけど。
まぁ当たり前ですね。
しかし、当たり前じゃないのがApple。
使い勝手の根幹たるUIをこれだけ独善的に変えられるのはさすがです。良くも悪くも(と言うか悪い印象を持っていますが)、Apple的。
スクロールバーが表示されなくなり、Mighty Mouseでの操作が変更され…
スクロールバーは表示されている状態にきちんと意味を持っていた訳で。そこに情報を与えたのはAppleだったと思うのですが…。それを無くすなんて。退化です。
Mighty Mouseでの操作方法をまったく逆に変えるなんて暴挙です。設定で変更は可能にしても、デフォルトを逆にするなんて。厳密には方向の問題じゃなくて、操作概念の変更だと言うことは判りますが、それ自体に文句があります。
iOS風って意図は判ります。しかし、画面サイズが限られ、その画面を指でなぞるしか入力手段のないデバイスに向けてデザインされたものは、その特性に見合ったもので、いくらそれが良くできていたとしても、特性が異なるパソコンのOSを無理にそちらに合わせるのはいかがなものかと思いますね。
いずれ慣れるでしょうし(と言うか、慣れざるを得ない)、今まで出来ていたことがまったく出来なくなる訳じゃ無いです。頭が固いと言われればそれまでですけど、合理的理由があってそうなっていたものを、流行だからと言って不合理な方向へ変えるのは私としては気に入らないのです。
プログラムを作るような人たちの思う、「あるべき姿」から、一般の人向けになっていくって事でしょうね…。何が重要なのかは、ターゲットが違えば違ってきますので。
人口からすれば「普通の人々」の方が多いわけで、それが当然と言われたらそれまでですけど。
Posted: 7月 21st, 2011 under Computer.