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Kindle

新型が出るみたいですね。本を読むことに特化している潔さがいい感じです。

形こそ似ていますが、iPadとは狙うところが違う訳で、私にとってはこちらの方が断然魅力的です。

フットプリントは青年コミックの単行本よりちょっと縦長な程度。重さは厚い文庫本(400〜500ページ)と同程度の241g。厚みは8.5mm。表示エリアは対角6インチと文庫本の印刷エリアぐらい。表示はもちろん電子ペーパー。液晶より目が疲れません。

私は通勤時、常に文庫本を一冊は持っていますので、同じぐらいと思えば鞄に突っ込んでおいても邪魔になりませんし、通勤時に本を読む端末としてはかなりいい線行っています。

値段もWiFiモデル(本のインストールにはこれだけで十分)なら$139と、円高の今なら何とか許せるかという値段。

問題は日本語に関わる部分ですね。供給面の話がひとつ。PDFを自分で作れば読むことは出来るそうですが、その元になる書籍データは今のところ読みたいものが自由に手に入るとは言えません。青空文庫を読むためだけに買うのも…。

あとは、日本語を表示させるには解像度が不足しているというのも大きな問題。紙に印刷したもののように読みたいとなると、iPhone4じゃないですがドットが見分けられる限界ぐらいの高解像度(ドット密度)じゃないと、正しい漢字を美しく小さく(例えば文庫本の文字サイズで)表示するのはムリです。せめて今の600 x 800 pixel,167 ppiの縦横とも倍位の密度は必要でしょうか。レーザープリンタの出力なんかから考えると、本当は600ppi位は欲しいところ。

そんなこんなで、結局買わないんでしょうけど、今後に期待はしています。なんと言っても、本がかさばらないというのはいいことです。

技術的に紙の本を置き換えるに足る電子書籍端末が出来る頃には、日本の出版業界もそれに対応出来る道筋(いわゆるビジネスモデル)がはっきりしているといいんですけどね。何よりも、魅力あるコンテンツが一番重要ですから。

それを提供する出版社が不要になるだとか言っている人は短絡的でしょう。幅広い業務の内、不要になったり縮小する部門も確かにあって、企業としては変革を迫られるのは確かですが、作家と読者だけで成り立つなんてことはあり得ませんから。