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曇り空

iTunesの新しいバージョンがリリースされましたね。Appleらしく、使い勝手を大きく変更していますが、あまりネガを感じさせないのは流石です。戸惑う点もありますが、慣れでどうにかなる範囲でしょう。音楽の入手もさらに強化されているようです。購入するとiCloud経由で認証されたデバイスみんなに自動で配信される仕組みも整備されています。

先日、AmazonのKindle Paperwhiteを買ったと書きましたが、これのユーザビリティもよく考えられています。正確には、デバイス自体はSony Readerの方が使い勝手は良い面もあるのですが、パソコン上の操作も含めたシステム全体の使い勝手が優れています。Amazonのサイトで購入すると、無線LANで接続されているKindleに自動でダウンロードされてきて手間いらずとか。

Readerだと、サイトで買うとReaderへダウンロードするためのソフトが立ち上がり、Readerが接続されていないと文句を言います。あらかじめ接続しておくのなら自動で立ち上がる意味がまるでありませんし、ReaderそのものにあるWi-Fi接続機能は全く使われません。

Readerから購入操作するときは使えますけど、家に居るのならWebサイトへのアクセスはMacでしますし。技術的には大差ないのに、使い勝手は大きな違いを感じます。SONYにはもう少しがんばって欲しいところです。端末のスペックも一世代差を付けられていますし…。

成長甚だしいAppleとAmazonどちらも共通するのは、無線、自動、クラウド、そして自社への囲い込み。最後の点はユーザーにとって必ずしも嬉しくない場合もありますが、その中で満足していればとても快適ではあります。

もちろん、その中では満足できない人は色々工夫して他との出し入れ接続を実現していたりしますが、結構な手間をかけて得られる利益は…?

私個人としては、パソコンがらみのあれこれを弄ったりするのは趣味の範囲でもあり、テクノロジーを知るのは仕事にも関連しますし、どこかに取り込まれるのは気に入らないという性格もあって、色々と余計なことをやる方に含まれますが、これらのあまりにも良くできたエコシステムを見ると、もう面倒だという気分にもなりますね。

自由に色々出来ることは、面倒で不利益もあるって事と同義です。楽で至れり尽くせりというのは、自由など無い縛られた世界と同義です。サービスを提供する側はその対価を得る必要がありますから、当然そうなります。別にいけないことなんか何処にもありません。みんなが幸せになるなら良いことです。

でも、なんだかなあ、と思う天の邪鬼な私なのでした。無い物ねだりとも言いますが。

なんか、書いていて政治の話かと思いましたよ(^_^;)。楽で至れり尽くせりな国にしてくれるのなら、税金が少しぐらい高くても良いって話と似ていますね。こちらはそれが実現されるかどうか甚だ疑わしいという違いがありますが(-_-;)。