MonkeyTalks

を入れてみました。Parallels上に。

なんというか…昔、いわゆるランチャーってのでPCが使われていた頃を思い出させます。見た目のしょぼさも同じ感じ(笑)。

私は比較的早くからMacintoshをメインにしていたのでGUIとマルチウィンドウになじんでいましたが、PCの世界はいつまでもDOS時代から連綿と続く全画面ソフトウェアの切り替えの世界でした。

まともなマルチウィンドウマルチタスクが可能なWindows(一般向けはXPあたりから?)になっても人はそう変わらない物で、でかいモニタがついているのに必ず全画面、いちいちソフトウェア間を切り替えという人もよく見かけました。

そうこうしているうちに、時代は一回りしたみたいですね。画面やプロセッサの能力に制限のあるハンディデバイス(まあぶっちゃけiPhone )が普及し、それになじんだ人が多数となり、それにあわせる方向にMacが進みだしたのはMac OS X Lionから。

私に言わせるとこれは退行に近い物です。気に入らないことは多数で、切りがないですが、Appleの商売としてはその方向になるだろうなぁとも思います。

パーソナルコンピューターは自由な世界でしたが、携帯電話から連なる囲われた限定された世界が充実するにつれてその中で満足する人が多数いて、その人たちを相手にすれば十分商売になるのですから。それなら何も口うるさい奴らを相手にする必要はありませんからね。

さて、何でもまねまねMicrosoftですが、さっそくAppleがお膳立てした世界をかすめ取ろうと、できの良かったWindows 7をいじくってWinsows 8に仕立ててきました。オンラインストアも、全画面アプリもバッチリです(^_^;)。ユーザをWindows Liveに引き込む罠も抜かりありません。

ほんとにちょっと触っただけですが、感想としては、金儲けの方向はがっちり考えてるけど、将来のビジョンは表面的、やっつけすぎるんじゃないの？って感じ。

まあ、「表面をはがせば今までのWindowsですからご安心ください。」と仕事に使っているユーザに言う必要もあるし、Appleと違って自分でハードをコントロールできないからどこへ向かっても対応できるようにしておく必要もあるし、Appleがオンラインで利益を稼ぎ出しているのを指をくわえてい見ている訳にも行かないし。かといってがちがちに固めて自分だけ稼ぐ環境を作る(囲い込みする)と叩かれるし。

テクノロジーとしては、マルチdpi、マルチ解像度、マルチディスプレイサイズを視野に入れたベクターグラフィックってのに本格的に踏み込もうというのは正しいと思うんですけど、その結果があの初期画面じゃ…ねぇ。なんか、テクノロジープレビューデモを見ているみたいで。結局、既存のWindowsエクスプローラー環境へ移行する(クリックする)手間が増えただけじゃないのと。

そのうえ、またしても中途半端に設定の方法や位置や用語を変えるから、既存ユーザーも覚えるコストが高い上に別にメリットもないという…。エクスプローラーのウィンドウまで進出してきたリボンインターフェイスなんか、本当にこれが優れていると思っているんですかねぇ…？

地道にWindows 7を改良する方向性になんで行かないのかなぁ。Windows 9でまともになった頃使えばいいかなぁ。って感じましたが、みんなそう思って、移行を見合わせるんじゃないかと。XPからVistaの時みたいに。