シーズンなので
忙しいと言いつつ、無理矢理時間を作って最近2回コンサートに行きました。チケット買うのは何ヶ月も前ですし、高いんですからなんとしてでも行かないと。
仕事漬けで音楽成分も涸れてきていましたし。
まず一つはこれ。
樫本大進ですよ、奥さん。ベルリンフィルのコンマスの。
平日、無理矢理仕事を切り上げて行ってきました。
どうだったかというと、演奏自体は良かったんですけど、感動するほどではなかったかなぁ。やっぱり19世紀のフルオーケストラの曲がいいなぁという、個人的好みを再確認したという…。ソロのリサイタルとか、弦楽四重奏とかを小ホールでってのならそれはそれで良いんですけどね…。
もう一つはこちら。
サントリーホールの25周年記念公演。オープニングコンサートと同じ、N響で第9。
休日なので、一応きれいめを心がけたカジュアルで行ったのですが、気合いの入った人も多数。いつも思うのですが、いや〜申し訳ない(^_^;)。改める気はありませんけど(笑)。
ホールに入ると、パイプオルガンがセッティングされています。これでAをチューニングするという、これもオープニングと同じ演出だそうで。そのためだけですか…。
何気なく見ると、ステージ後ろの客席に客が入っていません。なんでかと思ってステージを見て気づきました。合唱のひな壇がステージにありません。客席で歌うんですね。サントリーホールで第9は初めて聴いたのですが、いつもそうなんでしょうか、ステージの広さなどを考えると。
ソリストの座る席もステージにはないなぁと思ったら、ソリストも客席に登場。あらまあ、そうですか。
まずは、初代館長の命日でもあることから、アヴェ・ヴェルム・コルムス。
そしてメインの第9です。さて、演奏の方は…うーん、なんか今ひとつまとまりが感じられないような。一度きりの記念公演だし、余り練習していない?勿論天下のN響ですから上手いんですけどね…。
もしかして、指揮者が変更になったこととか影響があるのでしょうか。その辺りの事情はよくわかりませんけど。
曲は進んで、いよいよバリトンの第一声。おお。今まで聴いた第9で一番良いんじゃないでしょうか。他のソリストも良いじゃないですか。私は声楽の事なんてまるで解っていませんけど。
しかし、良いものはよい。俄然、オケも含めた曲全体が良く聞こえてきました。そこからは最後まで曲を堪能しました。
てなことで、終わりよければすべてよし。満足でした。
年末にもう一度良い第9の(それ以外でも良いんですけど)演奏を聴きたいところですが…仕事も忙しくなりそうだし難しいでしょうね…。
Posted: 11月 16th, 2011 under Music.