MonkeyTalks

三部作＋１を読みました。

最近、書店でも平積みになっている人気作家、有川浩ですね。

自衛隊員が主要登場人物の、恋愛ものと言っていいでしょう。非日常的な舞台設定に、(大抵の人にとっては)非日常的な登場人物がメインなのに、面白い。その特殊な条件を上手く料理していますね。自衛隊に対する思いは人それぞれでしょうけど、極端に否定的な意見を持つ人以外は楽しめるのではないかと。

三部作と言っても俗称で、それぞれ話は独立しています。クジラの彼は三部作からのスピンアウト作品も含む短編集。やっぱり自衛隊しばりの。これも面白い。短編も上手いですね。

もう一冊、自衛隊を舞台にした短編集があるのですが、まだ文庫になっていないようです。文庫になるのを待つか、単行本を買うか迷います。書籍の値段の問題もありますけど、それ以上に、文庫じゃないとなかなか読めないんですよねぇ。主に電車の中で読んでいますので。

最近はこの人の作品をよく読んでいます。そうすると作品を読み尽くしてしまう心配がありますが、幸いにして割と筆の速い方のようです。これからもどんどん面白い作品を出してくれると嬉しいですね。