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放射性物質

が東京の浄水場で検出されたそうで。

しかも、乳児には飲ませない方が良いレベルだとか。

しかし、官房長官の会見の文章を読んでも単位量が端的に出過ぎているというか省略されているというか、正確さを欠く説明でそれがどんな物なのかわからない。言ってる本人も解らないんだろうから仕方ないですけど。

いくら記者会見で記者が質問を投げても、わからない人がわからない人に聞いてるんだから解る訳がないですよね。

別記事を読むと、そちらの方が(会見は口頭ですからね)正確な数字がでていますね。水1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素。

水道水を1リットル飲むと、210ベクレルの放射性ヨウ素を体内に取り込むことになります。ここからは、さらにそのうちのどれだけのヨウ素が体内に吸収され残留するか、吸収されない分もどれだけの時間体内に存在するのか。そして、放射性ヨウ素の発する放射線はどのような性質の物か。それらによって結局、トータルの被曝量は何Svなのか、が知りたいところです。

被曝量の許容限度は、「5年間平均で20ミリシーベルト/年、かつどの1年間でも50ミリシーベルト/年を超えないこと」という国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告があるそうですが、これは外部被曝の基準で、食品や飲料から吸収されて体内に存在する放射性物質からの内部被曝の許容線量は、10ミリシーベルト/年未満だそうです。

結局、人体に与える影響はシーベルトで測ると言うことの様ですから、その水を何リットル/年、摂取(飲むのか料理に使うのかでも違うかも?)すると何Sv/年の被曝量になるのか、その数字を出して欲しいですね。大丈夫と言うからには、その水を利用して普通の生活を続けても上記の年間許容被曝線量基準に到達しないと言うことなんですよね。それを明確に数字で言えばいいのに。

今のところ、放射性ヨウ素のみの様ですが、他の物質、セシウムとかが検出された場合は、体内に取り込まれたときの影響は異なるでしょうからまた別の基準が必要でしょう。それらをわかりやすく整理して提示してくれれば、××ベクレル/リットルの○○が検出されたと言うときに確認して安心出来るのに。

なんだか、政府の発表は「直ちに問題になることはない」とかいう表現が多いので、上記のように年間を通して利用すると問題になるという意味にもとれます。その辺りがきちんと解るように、数字の意味を明確にして欲しいです。