くるまろぐ

手を付けすぎて、ちょっと収拾がつかなくなっている今日この頃。とりあえず先日買ったタイヤ/ホイールはまだ交換してないし、オイル類も交換するべくだいぶ前に買ってあるんですが。

ともかく、今動かせない最大の原因、冷却水のエクスパンションタンクの再固定にようやく手を付けました。水漏れ修理後、タンクを取り付けようとしたらボディ側からボルトを受けているブラインドナットが取れてしまったのが始まり。取れたのはこんなでした。

この写真を見ての通り、かしめがきちんとつぶれていません。元からちゃんと止まっていなかったんですね。もちろんメーカーがこんなことをするわけはありません。少し下に本来の穴があるので、誰かが何らかの理由で固定位置を変えたときこうしたのでしょうけど、きちんとかしめてあったとしても、相手はFRPですからそもそもこのやり方はまずいでしょう。

そこで、少々大きめの金属板に穴を開けた物を2枚用意し、裏表に当ててFRPのボディを挟み込んで(タンクも一緒に)共締めし、力の掛かる場所を分散する方法で行くことに決定。当てるのはアルミの板を2枚用意しました。

挟み込む形にしますので、取り付け位置の裏側からアクセスしないといけません。ここは、タイヤハウスの前、ヘッドライトの後ろの部分になりますが、開口部はヘッドライトの所だけです。そこでまずはヘッドライトを外します。

はじめに、ヘッドライトの枠(カバー)を外します。これがボディへはボルト2本で止められていて、コーキング剤でボディとの隙間が埋められています。まず、フロントグリルを外し、そこから手を突っ込んで蝶ナット二つを外します。あとは、コーキング剤で張り付いているだけなので、カッターナイフで切り離していきます。

しかし、コレがまたごってり付けてあって、外すのに少々手間取りました。そして、枠が外れるとヘッドライトのレンズを外せます。しかし、本当はヘッドライトレンズがゴムパッキンのようなものへはめ込みで止めてあるはずなのですが、ここもコーキング剤で固定されていました。以前誰かが触ったときにゴムを切ってしまったようです。

仕方ないのでここもカッターナイフで切り開き、レンズを外します。次に、ボルト3本で止まっているリフレクターを外します。ここも実際は2本しか効いていない状態だったりしました。プラスネジの頭も舐めてるし。旧いせいもあるでしょうけど、それにしても酷い状態。まあ、今更驚きませんけど。

ようやく本来の取り付け先を裏側から確認。すると、平らな板状だと思っていたのが、裏側はなぜか膨らみがあり、その膨らみに掛かるような位置に穴が。なんで膨らんでいるのか不明ですが、これではブラインドナットのかしめが出来ないのも当然ですね。どっちにしても駄目なんですけど。

でこぼこのままでは挟み込むことが出来ないので、エポキシパテで盛って平らにし、その後挟み込むことにしました。出っ張りを削って何か出てきたらやばいので(^_^;)。急遽パテと、長いボルトを買いに近所のホームセンターへ。

ようやく必要な部品もそろって取り付けようと思ったらボルトが長すぎたりして、四苦八苦しつつも固定完了。うーん、ここまで長かった。

さてさて、次はヘッドライト固定です。リフレクターの固定も今ひとつ合理的とは思えない作り。そのせいで小さな問題がありましたが、何とか修正して固定。次に、レンズの固定。コーキングは買ってきてありましたのでそれで固定。正式な取り付け方に直したい所ですが、部品がないので仕方ありません。

本日はここまで。天気が悪くて薄暗くなってきたのと、枠を取り付けするのはレンズの固定が確認できてからにしたいので。枠をコーキングした後でまた外すことになると面倒ですから。

とりあえずライトの点灯確認はしておきましたが、部品を外したときにリフレクターとレンズの汚れを落としておいたので、左右で差は明らか。一目で右がクリアで左がくすんでいるのが分かります。どっちも暗いのは変わりませんけど(^_^;)。左も綺麗にしたいなー。でも付け外しが面倒ですからねぇ。

ライトへのアクセスの度にこんな分解をしなくて良いように、後期型のようにタイヤハウスを切り抜いて、そこからアクセスできるように改造しようと思います。そこまでやるならついでに4灯にしてしまおうか、なんて思ったりも。ライトの枠が無くなるので、いちいちコーキングをはがしたりまたコーキングしたりする必要がなくなりますし、HIDにするにも簡単だし。キットが売られているのですが基本的にサーブラウ用で、キミーラはボディ加工が必要なので自分でやるのは無理そうです…。